iOS版のAWS Console Mobile ApplicationがSwitch RoleとTouch IDをサポートしてました
はじめに
中山(順)です
AWS Console Mobile Application、使ってますか?私は使っていませんでした。
なぜかというと、Switch Roleをサポートしていなかったため、認証情報の管理が煩雑になると思ったためです。 また、認証情報がアプリ内に保存されるため、デバイスを紛失したり倒産されたりしたときのリスクが大きいと感じたためです。 あと、業務的にスマホやタブレットでAWSリソースのステータスを確認するって機会がないですしwww
ということで、長いこと触れる機会が無かったのですが実は半年ほど前に大幅アップデートしておりました、iOS版だけ。
AWS Console Mobile Application Launches a New iOS Version
何が変わったのか?
主に以下の2点です。
- Switch Roleに対応
- Touch ID / Face IDをサポート
- UI全般
やってみた
インストール
今回は、iPad(A1822)でやってみました。
アプリをインストールします。
サインイン
アプリを開き、サインインします。今回は、IAM Userとパスワードを使って認証します。
Touch IDを利用するか確認を求められましたので、Touch iDを有効化します。
アカウントを識別する情報を入力します。 Rootユーザ(Eメールアドレス)を入力するとRootのパスワードの入力を求められるため、AWS IDもしくはそのAliasを入力します。
IAM Userおよびそのパスワードを入力します。
サインインに成功すると、ダッシュボードが表示されます。以前のアプリと比べ、大幅にUIが変わっています。
リソースを確認
"Services"より、各サービスの詳細を確認できます。 今回はEC2インスタンスを確認してみます。
リソースの種類を選択します。今回はインスタンスを選択します。
インスタンスの一覧が表示されます。表示されたインスタンスを選択してみます。
インスタンスの詳細を確認することができます。
また、起動や停止などのアクションも実行可能です。
Switch Role
それでは、Switch Roleをしてみたいと思います。 スイッチ先のロールは予め作成しているものとします。 アプリの設定画面を開きます。左上から開くことができます。 "Switch role"をタップします。
Roleを追加します。
アカウント名(もしくはAWS ID)、ルール名、表示名(任意)を入力します。
スイッチできました。 左上に、ロール名と表示名を確認できます。
ロールを登録できていることも確認できます。 "Switch role"より、Roleを選択できるようになっていることを確認できます。 一つ目は、スイッチしていない状態 = IAM Userでのログイン直後です。
Touch IDによる認証
一度アプリを閉じ、再度開きます。 すると、Touch IDによる認証を求められます。
まとめ
このように、Switch Roleへの対応によりマルチアカウント環境下でも使い勝手が大幅に向上した上にTouch IDでよりセキュアになったことを確認できました。
対応しているサービス自体は大きく変わっていませんが、EC2をメインで利用している情シスの方などには便利なんじゃないでしょうか?
現場からは以上です。